Exam Success 資格合格体験記
Achievement story
プロジェクトマネージャ試験 合格体験記
エンジニアリング事業部 H.S.
エンジニアリング事業のH.S.です。
今年の4月にシステムアーキテクト試験に合格し、その流れでプロジェクトマネージャ試験に合格しました。
自身の勉強方法などを記録として残したいと思い【合格体験記】をお届けします。
受検のきっかけ
取引先のプロジェクトマネージャの名刺にシステムアーキテクト/プロジェクトマネージャという記載があり、憧れていました。
私も名刺に記載したいという気持ちがあり、午前Ⅰの免除(※)のあるうちに受験を決意しました。
(※)システムアーキテクト試験に合格している場合、プロジェクトマネージャ試験の午前Ⅰ試験が免除されます。
具体的には、情報処理技術者試験の高度試験に合格していると、その後2年間は他の高度試験の午前Ⅰ試験が免除されます。
エンジニアリング事業部の4等級推奨要件にプロジェクトマネージャ試験合格があるので、昇格審査の時期がきたときに、自信を持ってアピールしたいという気持ちもありました。
参考情報 ①
本画像は本文内容を説明するための引用です。
画像引用元:試験区分一覧 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 (https://www.ipa.go.jp/)
勉強の方法
システムアーキテクト受験のときと同様、まとまった時間を確保しにくいので5月の連休明けから少しずつ勉強を開始しました。
午前Ⅰが免除なので少し気が楽でした。
具体的な試験対策
午前Ⅱ(多肢選択式)
5~6月に参考書で復習した後は、全ての過去問を2回連続正解するまで勉強しました。
プロジェクトマネージャ試験の過去問だけでは問題数が少ないので、応用情報技術者試験の過去問を毎日20問解くようにしました。
午後Ⅰ(記述式)
ここが難関でした。過去5年の過去問をじっくり解き、解説をしっかり読みましたが解答が導けないことが多かったです。「何を問われているのか?」、「どう解答したら良いのか?」が分かりませんでした。2回解きましたが正答率が60%付近で安定せず、不安が残りました。今振り返ると知識不足もあったのだと思います。
午後Ⅱ(論述式)
今回はここに一番時間をかけました。システムアーキテクト試験で合格論文を書けることが分かりましたので、定量的に書く練習と、時間内に書く練習をしました。
私はプロジェクトリーダーの経験はありますが、プロジェクトマネージャの経験はないので、プロジェクトリーダーを務めたプロジェクトで、「私がプロジェクトマネージャであったらどうするか?」という形で論文ネタを準備しました。
過去に受験したシステムアーキテクト試験はいきなり手書きに挑戦して勉強効率が悪かったので、今回は時間をかけてPCで論文を作成することから始めました。(※)
(※)2026年度より実施方式がペーパー方式からCBT方式へ移行予定 (詳細は参考情報 ② を参照)
過去5年の過去問をPCで6本、手書きで4本の論文を書きました。手書きで2時間以内に書くことは問題なくできるようになりました。
過去5年分ではこれまでの出題テーマ分類の全ては網羅できませんでしたが、本番では2問から1問を選択するので「それなりの確率でどちらかは書けるだろう」と考え、テーマ分類の全ての対策はしませんでした。しっかり準備しても新テーマが出題される可能性はあるので、自身の論文作成能力を信じることにしました。
ちなみに以下の4つのプロジェクトで10本の論文を書きました。 1と2は納期、予算、品質、ステークホルダと色々な観点で書ける良いプロジェクトでした。
1. 院内配送ロボットシステムの開発プロジェクト…4本
2. 倉庫内のピッキング/配送の自動化プロジェクト…4本
3. 遠隔操作ロボットの塗装ライン導入プロジェクト…1本
4. 遠隔操作ロボットの高圧洗浄ライン導入プロジェクト…1本
前回の受験では論文について「誰かにアドバイスして欲しい」と思っていましたが、今回は生成AIに相談しました。
たまに的外れなアドバイスもありましたが、基本的には良いアドバイスをくれましたよ。
試験前日
試験前日は息子の運動会でした。運動会が雨天延期になれば試験日とかぶってしまいます。息子の運動会を見に行かずに試験を受けることになったら、まともな精神状態ではなかったと思うので、前日は快晴で良かったです。
息子の頑張る姿と、運動会の慰労の日帰り温泉で、心身ともにリフレッシュして試験に臨むことができました。
試験当日
午前Ⅱは自信満々だったのですが、新規問題が多かったです。午前Ⅱ終了時点では確実に正解している問題は14問でした。合格基準にギリギリ達していないので「残りの問題が全て不正解なら不合格だ」と不安になりました。
午前Ⅱの不安で少し集中力が乱れた状態で午後Ⅰを受けました。気持ちの切り替えが下手なのが私の弱点です。午後Ⅰは勉強中も手ごたえがなかったのですが、本番でも手ごたえがなく不合格の可能性が高いという気持ちでした。自信のある回答は5割くらいで、残りが不正解なら不合格です。
午後Ⅱは書けるテーマが1問出題されました。令和4年問1の論文に手を加えれば書けそうです。令和4年問1では納期について論述しましたが、それを予算の切り口で再構築しました。設問アの前半はそのまま流用できることが多いのですが、今年は切り口が変わっていたので、開始20分でフォーマットを組み直して全体の骨組みを作りました。その後は手を止めずに書ききることができました。
合格発表
合格発表の2日前に午後Ⅰの解答例を確認したところ、正答率が5割くらいで「これは落ちたな」と思いました。
午後Ⅱの出題主旨も合わせて確認し、論文も主旨と少し外れていることが分かりました。
不合格の可能性が高いとも思いながらも、合格発表がサイト公開される正午の何分も前から受験結果ページをドキドキしながら何度も確認していました。
午後Ⅰは解答例とは違う主旨の解答をしている箇所がいくつもありました。しかしながら別解として認められたのか、部分点をもらえたのか、私に都合の良い配点になっていたのか事実は分かりませんが、思っていたより点数は高かったです。
午後Ⅱは「不確実さに対するコストをどう管理するか?」という問でしたが、「不確実さからくるリスクを特定し、それぞれのリスクに対してコンティンジェンシ予備費を確保する」という解答が正道だったと思います。しかしながら実際の私はそんな高度なことはできません。
そこで「不確実さに対するコストをプロジェクト予算では管理しない」という切り口で論述しました。
プロジェクト外の研究開発費で不確実さに対応するというのは論文としては邪道だと思いますが、私の論文は独自性が強みなので、邪道に徹しました。合格発表2日前に公表された出題主旨を読むと正道しか合格できなさそうな雰囲気でしたが、邪道でも大丈夫でした。
おわりに
名刺にシステムアーキテクト、プロジェクトマネージャと記載したいという気持ちから受験しましたが、合格できて本当に良かったです。
当然、この試験に合格したからといってプロジェクトマネジメントができる訳ではありません。しかしながら試験勉強で得た知識はプロジェクトマネジメントに役に立つことは間違いないです。
論文に関してはコツを掴めたと思いますので、次はITストラテジスト試験合格に挑戦したいと思います。実は技術士(情報工学部門)も興味はあるのですが、ちょっと難しすぎるかなと思っています。
プロジェクトマネージャ試験の過去5年分の論文はデータ化してありますので、社内でご希望の方には提供したいと思います。
「勉強してみたいな!」という方がいらっしゃれば、お気軽にご連絡くださいね。
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